運送事業に係る各種帳票について

運送事業者の皆さん、特に管理部門の方へ
 
 
今回は、運送業務係る各種帳票について説明したいと思います。
 
運送会社で作成、保管しなければならない帳票は多くあります。
作成シーン毎に確認されることをお勧めします。
 
 
①その都度作成(業務)
1、就業規則、賃金規定
2、36協定書
3、事業計画変更届
4、その他許認可関係の申請書類+写し
5、苦情処理帳簿
6、健康診断及びその結果
 
②その都度作成(運行管理)
1、運行管理者選任届書
2、運転者台帳
3、事故記録
4、運転者適性診断書
5、教育記録簿
 
③その都度作成(整備管理)
1、整備管理者選任届書
2、車両台帳
3、整備管理規定
4、定期点検整備記録簿

④日々の作成(運行管理)
1、点呼記録簿
2、乗務記録
3、運行記録計による記録簿
4、運行指示書
 
⑤日々の作成(整備管理)
1、日常点検簿

⑥計画時作成(運行管理)
1、年間計画書
 ※健康診断、運転適性検査、指導、教育などを盛り込んだ計画書

⑦計画時作成(整備管理)
1、年間計画書
 ※点検整備実施計画
 
⑧その他として
1、運行管理規定
2、整備管理規定
3、異常事態発生マニュアル
4、その他
 
 
また各種帳票においては、保存期間が定められたものもあります。
保存期間の覚え方として
健康診断・・・・・5年
人に関する物・・・3年
車に関する物・・・1年

この様に覚えて頂くと便利だと思います。
 
 
各種帳票の作成、保管は巡回指導や監査の対象ともなります。
忘れずに作成、保管をされることをお勧めします。 
 
 
 乗務員さんへの教育ミーティングや朝礼時のワンポイント
・運転日報(乗務記録)、日常点検簿、点呼簿の日々の作成の徹底
 ※漏れなく、綺麗に書いて頂く事により安全意識を高めて頂く事が可能です。
 

 
(高原)